入居前に済ませておきたい工事の日程も固まったので、いよいよ引っ越しの手配開始である。

12日には工事が完了する予定なので、11/19、20には引っ越し可能なのだがいろいろ都合もある。そこで、11/27を引っ越し日とする。をを、実は結構時間がない。引っ越し業者に連絡を取り、訪問見積もりをやってもらうことにする。

各社に見積もりを出させてから業者を選ぶのは正直面倒なので、今回は過去2回使った業者にまた依頼することにした。「見積もり」も、金額云々というより荷物量を見せて何トン車を使うのか、梱包にどの程度時間がかかるのかを確認させるのが目的である。毎度のことながら、1000冊を超える書籍がコストを引き上げることだろう。だから金額は気にしても仕方がないのだ。

一戸建て環境構築の続き。今度はケーブルテレビの手配であるが、これは意外にスムーズであった。

取りあえずTELによる口頭ベースで工事日を押さえ、書面による申し込みを後回しにするという手順に。とにかく工事日を確定させたかったので、この対応には助かった。やるじゃん、ケーブルテレビ品川。

2日後くらいに申込書が郵送されてきた。書類の数も少ないし、楽勝だぜ。なんて思ったが、サービスの選択に悩む。サービス概要を挙げると、以下のとおり。

・デジタル放送サービス（月額料金＋STBレンタル代997円）
　スーパー（61チャンネル）　3990円
　ベーシック（42チャンネル）　2993円
　ミニ（18チャンネル）　998円
・アナログ放送サービス
　基本サービス1（35チャンネル）　3675円
　基本サービス2（19チャンネル）　1995円

異常に手間取ったのが、ネット＆電話回線関係の手配である。もしかして、NTTの連中ってバカなのか？

俺の希望（IT業界では「要求仕様」という）はシンプルであり、NTTへの初回連絡時にもすべて伝えていた。

　・立会が必要なら、工事は土日のみ、平日は絶対不可
　・ネット回線は光ケーブル（NTTならBフレッツ）にする
　・電話はBフレッツ回線を使ったひかり電話
　・電話番号は変わらないのが理想だが、変更も可とする
　・ネット回線は1階、電話機は2階に置きたい
　・壁の外側に配線するのは不可
　・工事日を早く決めたい
　・引っ越しギリギリまでネットを使いたい

まず、「工事日の予約を入れてこちら（NTT）からTELする」といった日にTELが来ない。次の日こちらからTELすると、「いま担当者が出られないので分からない」という。「では13時以降にTELしてくれ」と頼んだら、10時ごろ、別件で立て込んでいるときにTELしてくる始末。NTTには時計がないのか？

子どものころは、家にも車にもエアコンなんて付いてなかった。友達の家にもなかった。そういえば、親が医者のアイツの家にはあったな。後、アタリのTVゲーム（2人でやるテニス）とか。

いつの間にか、エアコンは基本装備。冬の朝なんて、エアコンなしに布団とサヨナラするのは不可能に近い。我が家にもエアコンが必要だ。我が家は3LDKなので、リビングのほかに部屋が3つある。リビングには2台（くつろぎスペース部とキッチン部）設置し、そのほか各部屋1台ずつで計5台。キッチン部＆各部屋のエアコンは6畳用、くつろぎスペース部のみ10畳用クラスのパワフルなものにするつもりだ。

世界史上、個人（一代）征服版図トップ3といえば、

　1位　チンギス=カン
　2位　アレクサンドロス3世（大王）
　3位　ティムール

である。彼らが一代で築いた版図は途方もなく広い。翻って俺が手にしたのは、辛うじてエンピツみたいな細い家が建つだけの土地。俺の器量ではまぁこんなものか。

それはともかく、今度は一戸建て環境構築である。

この家にはまだ「カーテンレール」あるいはそれに類するものが一切設置されていない。というのも、カーテンレールにもさまざまなデザインがあり、さらにカーテンではなくブラインドやロールスクリーンを希望する人もいるのでオプションにしているのだという。そんなものか。

長かったような早かったような。仕事を犠牲にしつつ奔走してきた一戸建て購入計画だが、今日で「購入」に関する手続きはすべて終了。（騙されていなければ）本日2005年10月28日をもって、一戸建てをゲットしたのであります。

今日もまた、仲介業者の車で銀行のローン室へ。そこで待っていたのが、土地および建物の登記変更を担当する司法書士さんであった。これがまた、えらく若くてかわいい女性なのである。グレーのスーツを着ていたので、就職活動中の女子大生かと思った。銀行窓口のお姉さんといい、最近かわいい女性とかかわることが多くなったな。文字通り一期一会なんだけど。

かわいいとはいえ司法書士。すぐに激しい書類攻めプレイが始まった。泣きたくなった。

28日の決算に向けて、先日開設した口座に頭金を入金しなければならない。

まずは、郵便定期の一部を引き出す。というわけで数年ぶりに証書を見たら、記載されている住所が当時住んでいた西新宿のままだった。引き出す際には運転免許証などの身分証明書を提示することになるはずだが、当然ながら現住所と合致しない。

というか、新宿かよ。

　　西新宿→板橋区→現住所

で2回も引っ越してるし。それどころか、住民票はいま住んでいるマンションではなく、一戸建ての住所だからさらにややこしい。この定期、下ろせるのか？

ついに、銀行との住宅ローン契約。

　・印鑑証明書＆住民票（新住所）
　・実印、預金印
　・売買契約書 買主控え原本
　・健康保険証＆運転免許証
　・収入印紙

これらの必要書類をそろえて、仲介業者が車で迎えに来るのを待つ。何らかの手続きのたびに車で送迎してくれるのだが、仲介料の額に対して工数かかりすぎなのでは？ 俺が払う仲介料の数倍の額の取引でも、ウチの会社の営業はここまでやらんぞ……。

一戸建て購入計画進行中。今日は物件の立会検査。業者とともに建物内外の汚れや傷などがないかどうかをチェックするのである。汚れといっても、ホコリや木屑など簡単に落とせるものはスルーする。業務用の溶剤などでなければ落とせないような汚れを見つけるのが目的だ。

物件の中に入るのは久しぶりだ。あらためて見てみると、意外に作りつけの下駄箱がデカいことに驚く。あまり靴を持っておらず、「靴の収納」という要素に関心がなかったためだろう。

バスルームも前回訪問時より広く感じる。「風呂場＝シャワーを浴びる所」というイメージが強く、これまた広さに注意が向いていなかったということか。湯船につかることもめったにないためノーチェックだったが、フロは2階のキッチンからでも追い焚きなどの操作ができるスグレモノだった。へー、この家って結構ゴージャスだったんだなぁ。

来週は銀行との住宅ローン契約である。一戸建て購入計画も、ようやく出口が見えてきた。

今回は、準備しておくべき最後の要素「収入印紙」の購入だ。住宅ローン契約に必要なのが、

　・2万円×1
　・200円×1

の2万200円分。また、売買契約書に4万5000円分（4万円＋5000円）の収入印紙を貼付しなければならない。なんと合計6万5200円。もうピンと来ないね。そもそも収入印紙の意味が分からないし。

IPA取材の帰りに郵便局に立ち寄り、見たこともない高額印紙を無事ゲット。多分、二度と目にすることはあるまい。記念に写真撮っとこ。