二男誕生

カテゴリ:ネケト2.0
日時:2011/03/04 23:10

二男誕生
2月26日、二男が生まれました。以来3月3日まで、3歳の長男と父子家庭状態。仕事と家事・育児に追われる日々を送ってきました。

今回も出産に立ち会って誕生直後の息子をビデオや写真に収めてきました。出産直前の妻の様子は彼女の希望もあり、長男のときは撮影しませんでした。が、今回は苦痛にゆがむ彼女の表情もあえてビデオに残すことにしました。息子たちに、

ママはこんなに辛い思いをしながらお前たちを生んだんだよ

と伝えるために。 別に、私も妻も、生んだことを息子たちに感謝してほしいなんて思っていません。息子たちを生んだのは、私と妻の希望にすぎません。だから、ママのビデオを見て「ありがとう」などと言ってもらう必要はありません。生んだ以上は育てるのが当然の義務なので、育てたことを感謝してもらうつもりもありません。むしろ、育てるのは義務というより権利です。

生まれてくれてありがとう、育てさせてくれてありがとう

感謝するべきは親の方です。まぁ、将来息子たちと何かで口論になったとき、売り言葉に買い言葉で「誰のおかげで大きくなったと思ってるんだ!」なんて口走るかもしれませんが。

息子たちに知ってほしいのは、とても単純なこと。

ママは、こんな思いをしてでも、お前たちに会いたかったんだよということ

パパやママ、祖父や祖母らに望まれて生まれてきたということ

あらためて親孝行なんか必要ないくらい、パパとママはたくさんの幸せを既にもらったこと

息子たちも、そのうちいろいろと挫折を味わうでしょう。世界から疎外されている、自分なんて価値がない、なんて感じることがあるかもしれません。そんなとき、ママの苦痛にゆがんだ顔を思い出してほしい。お前たちに会いたい、抱きしめたいと心から願っていたパパとママのことを思い出してほしい。そして、自分は必要とされて生まれてきたんだということを再確認してほしい。これが、自分を、世界を、周りのみんなを肯定して生きていく土台になれば、と願っています。

まぁ、息子たちがそれほど辛い思いをするころには、「パパ」「ママ」なんて呼んでいないでしょうけど。