大奥の謎 秘められた江戸の密室

カテゴリ:日本史
日時:2003/08/21 23:14


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本書は、将軍や大奥、茶坊主を中心にした江戸城の1日、「江戸という都市」の歴史、武士の生活や江戸城をめぐるエピソードを紹介している。 書名は『大奥の謎』とあるが、「謎」というほど大層な話は出ていない。紹介している絵島事件や天一坊事件などもよく知られたエピソードだ。大奥についても解説しているが、普通の概説といった感じ。大奥についてまったく知識のない人が読むにはちょうどいいかもしれない。

日本語がおかしなところが気になる(え? 筆者は作家なの? うっそ~ん)が、江戸&江戸城入門としては悪くないだろう。ただ、「謎」を期待してはいけない。

文庫版の発売時期からすると、フジTVの「大奥」に便乗したものかねぇ。菅野美穂が演じていた天璋院(徳川家定室)の肖像画がカラーで掲載されているので、これを見てショックを受けるのが本書の楽しみ方かもしれない。ちなみに、和宮(徳川家茂室)の写真や桂昌院(徳川家光側室)、旭姫(朝日姫、徳川家康室)の肖像画もある。

追記:
また大奥が始まりましたな。桂昌院(お玉の方)は星野真理だそうで。