118番目の枢機卿で憶測 ローマ法王の後継者選び

カテゴリ:歴史関連ニュース
日時:2005/04/02 18:48

Yahoo!ニュースより。
ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が死去した場合の後継者をめぐり、法王には「意中の人物」がいるとの憶測が浮上している。選挙権を持つ枢機卿のうち117人は名前が明らかだが、名の伏せられた「118番目の枢機卿」がいるからだ。
「118番目の枢機卿」とはまた、ミステリアスな響き。

ついに明かされる教皇庁の暗部!!
118個目の緋色の帽子(枢機卿の印)を持つ者とは!?

と煽ってみたが、別に大層なことではなかったりする。
記事に書かれているとおり、教会を弾圧している国の枢機卿を任命する際は、枢機卿の名を伏せる場合があるそうな。これは知らなかった。勉強になるなぁ。

それはともかく、いま枢機卿って118人もいるんだねぇ。この人数でコンクラーベをやるのは大変そうだ。いまはエアコンがあるのだろうが……。

このサイトに来る人なら知っていると思うが、教皇選挙すなわちコンクラーベが始まると、次期教皇を決めるまで枢機卿たちは部屋から出ることができない。紛糾した場合、それはそれはエラいことになるのである(過去には死にかけた人もいるし)。

コンクラーベについては非常に多くの書籍で言及されているが、『ローマ教皇事典』が特によいだろう。