殺人方程式 切断された死体の問題

カテゴリ:小説
日時:2005/03/05 12:16


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マンションの屋上で発見された、首と左腕が切断された死体。後に発見された頭部から、被害者は新興宗教の教主と判明する。

しかし、彼は神殿に篭もっていたはずだし、マンション唯一の出入り口は公安の監視下にあった。教主の死体はなぜ、どのようにしてマンションの屋上に出現したのか? 綾辻は「館」シリーズと「囁き」シリーズしか読んだことがないので、本書が講談社文庫で新装刊したのを機会に読んでみることに。

う~ん、可もなく不可もなし、かな。

犯人や犯行方法を推理するための証拠(ヒントや伏線)はすべてフェアに提示されており、読者が推理することも可能。非常に王道的な本格ミステリである。こうした面では十分楽しめた。

だが、それ以上ではなかった。

犯人もトリックもさほど意外性があるわけではない(肯定的に「王道」と言い換えてもよい)。ちょっとしたパズル本として楽しむことはできるが、「小説」として完成度が高いかというと、首肯しかねる。キャラがあまり魅力的でないところが最大の欠点である。主役が双子で性格がまったく違うなど、はっきりいって月並み。

通勤電車の暇つぶし用としては合格。