2007年の大河原作者を想う

カテゴリ:雑記
日時:2005/09/06 23:54

2007年の大河が井上靖の「風林火山」と知って、何だかとても懐かしい気分になった。小学生のとき、一時期井上靖にハマって、「蒼き狼」や「敦煌」、もちろん「風林火山」も読んだものである。

その後豊田有恒なんかを読み始め、ジュブナイルではない作品のアダルトな部分にドキドキしちゃったりなんかして井上靖からは離れてしまったが。

ドキドキはともかく、ちょうど「蒼き狼」を読んでいたときのこと。同じく読書好き(と本人はいっていた)の同級生から、「いま誰の本を読んでいるのか」と問われた。 非情に平凡な質問だったので、当然答えも平凡に成らざるを得ない。

俺 「井上靖だよ」
友人 「あー、『吉里吉里人』の」
俺 「それは井上ひさし」

当時は本気で「バカなヤツだ」と思ったものだが、いまこうして振り返ってみると、小学生にしてはなかなか高度なボケツッコミじゃないか。