ハプスブルク家の宮殿
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タイトルはやや抽象的だが、早い話がシェーンブルン宮殿を中心とした
ハプスブルク史ってとこか。
マティアスによる有名なシェーンブルン発見のエピソード、宮殿の建設、
マリア・テレジアによる改築、庭園の整備など、シェーンブルンの発展史を軸に、ハプスブルク家の通史が語られる。
ハプスブルク史としては目新しい話はまったくない(世に山ほどある他書のほうがずっと詳しい)が、シェーンブルンについての記述はなかなか興味深い。宮殿自体にフォーカスした本は初めてじゃないかな(建築学系でならあるのか?)。