屍鬼 (二)
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小野不由美の『屍鬼』、二巻読了。
死の連鎖が始まった。次々と同じ病に倒れる村人たち。毎日のように続く葬儀に、ようやく人々も異常を感じ始める。そして、しだいに浮かび上がってきた死者の共通項。死とは結びつかないその共通項が意味するものとは?
さあ、盛り上がってまいりました。
早くから事態の異常性に気づいていた医師たちのあせりや怒り、ようやく気づき始めた村人たちの漠然とした不安。いい感じで恐怖感が出ている。
さらに、伝播する死病とは別に起こり始めた村人の異常な行動や死者の蘇りを暗示させる後半部分。これを受けた三巻がどう展開するのか、非常に楽しみ。