終戦のローレライ IV

カテゴリ:小説
日時:2005/02/26 12:07


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東京を標的にした3つ目の原爆投下を阻止すべく、たった1隻でテニアンに向かう伊507。その装備は、浮上しないと撃てない20.3センチ砲と十数発の魚雷、そして1隻沈めただけで機能を停止する欠陥超兵器ローレライ・システム。

伊507を迎え撃つは、新たな探知法を採用したテニアン防衛艦隊40隻。

伊507最後の航海が始まる。 軍事系の知識がある人にとっては突っ込みどころ満載だろうが、俺はさほど知識を持ち合わせていない。おかげで、テニアン攻防戦を非常に楽しむことができた。大艦隊を突破して、どうやってテニアンに近づくのか。ローレライというトンデモシステムがなければもっとよかったのだが、ぜいたくはいうまい。

実に福井的な展開。太平洋戦争末期を語るとなれば必然的な結末。非常に戦いの結末がみえみえなのだが、不覚にも目が潤んだ。やはり、大戦モノには弱い。

終章の必要性については悩ましいところ。物語は、伊507の最後で終わってもよいくらいである。だが、あえて終章が語られた。確かに、絹見が折笠に最後に命じた戦いは、玉音放送をもってしても終わらせることができない。彼らにとっての「終戦」を語るには、終章が必要なのかもしれない。蛇足だという思いも断ち切れないが。

ただ、少なくとも「天本の上司」の話は嫌いではない。