フランチェスコの暗号 上

カテゴリ:小説
日時:2005/04/27 23:31


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フランチェスコ・コロンナによって15世紀に書かれた実在する書物『Hypnerotomachia Poliphili(ヒュプネロトマキア・ポリフィリ)』。最長の物語にして百科事典、冗長で難解、ラテン語や造語までも使って記述された謎めいたこの書物には、暗号がこめられているという。

ヒュプネロトマキアに魅せられ、そして死んだ父を持つ主人公トムと、トムの父と因縁がある男を師に持ちつつトムの父を敬愛するポール。2人は出会い、ヒュプネロトマキアの暗号に挑む。 暗号解読をテーマにしたミステリー小説という体裁だが、主人公の恋愛やアメリカの大学生の生活(クラブやダンスパーティなどなど)にもかなりのページを割いており、評価が分かれるところ。

アメリカの学生生活って、日本のそれ(というか俺の)とは違うなー。何か楽しそうだなぁ。などと楽しめればよいが、こうした要素のために「暗号解読ミステリー」にどっぷり浸るというわけにはいかない。この意味ではかなり冗長。

そんなわけで、上巻はまだまだ暗号解読も序盤。第1の謎が解けたばかり。逆にいうと、上巻のほとんどは暗号解読とあまり関係のない話だったりする……。

ちなみに、「ヒュプ(略)」はちゃんと売っていたりする。

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いまいち分かっていないのだが、フランチェスコ・コロンナって、やはりあのコロンナ家の中の人?

ついでにもう1つ。ググってみたところ、ヒュプ(ryを研究されている方を発見。日本にもいるんだねぇ。