国盗り物語(二) 斎藤道三(後編)

カテゴリ:小説
日時:2005/07/30 17:23


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斎藤道三編の後編は、長井利政として加納城主になったところから始まり、守護代長井利安を討ちさらには守護土岐頼芸を国外に追放し、「国盗り」を完成するところまで。

宿敵織田信秀やまだ子どもに過ぎない信長もこの巻から登場。 想像の余地が多い前半生を綴った前編に比べ、やや道三がおとなしく感じられる後編。それでも、道三と語り合う余談を設けるなど、司馬遼が自由奔放に楽しんで書いていることは十分伝わってくる。

ただ、物語が進むにしたがって道三の明るさにもかげりが見え始め、後編の後半になると寂寥感すら漂い始める。なぜ道三に影が差してくるのかは、実際に読んで味わってみるのが一番だろう。

その一方で、美濃に手を出しては散々に敗れる織田信秀の悪びれない明るさがムードメーカーになっている。信秀の書き方がまた、面白い。まだ子どもの信長とのやりとりもほほえましい。

以前に読んでいたからということもあるが、腹の調子が悪くてトイレに篭もっている時間が多いと、読書が進む進む。