星界の断章 I

カテゴリ:小説
日時:2005/07/10 09:08


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森岡 浩之の星界シリーズ短編外伝集。書き下ろしは「原罪」のみで、ほかはSFマガジンやゲーム付録の形で発表済み。

アーヴの起源の物語「創生」、少女時代のスポールを描いた「君臨」、ラフィール誕生秘話「誕生」など数本+ふざけているとしか思えない短編数本を収録。 ほとんど既出の短編とはいえ、さほど熱心なファンというわけではない自分にとってはすべて未見だったので、新作のようなもの。それにしても「I」とはね。これからも続けるつもりなのか?>デーヴ

アーヴの歴史を語る「創生」や「原罪」が特に面白かった。「原罪」は、後味がやや悪かったかな。スポールの話も悪くなかったが、個人的にはビボース兄弟のたわけた話が読みたかったところだ。「II」ではあのバカ兄弟の話書かないかな。

1本置きに出てくるゴシック体の短編は何だ? えらく手を抜いた話だなぁ。隠されている(あまり隠れてないかも)意味にはちと笑わされるが。「ソビーク」なる風習とか。

ワローシュ人はすごくイヤだな。でも、ワローシュ語を(すべてではないが)理解できてしまった自分もイヤ。ワローシュ台所な俺も行ってもかまいません。キセーグで首吊りします。でも発芽。

ま、多少笑ったが、やはりゴシック体の短編は同人レベル。これでカネ取るなよと思った。その分減点。