100年前の世界の王室
カテゴリ:世界史
日時:2003/08/07 01:06
100年前(1900年)、つまり第一次世界大戦によって多くの君主が消滅する以前にフォーカスした本。当時の写真(さすがに不鮮明ではあるが)が非常に豊富で、これだけでも買う価値あり。「英國皇弟コノート侯殿下」(エドワード7世の弟だから……コンノート公アーサー・ウィリアム・パトリックのことかな?)やその妃と子どもたちの写真なんて、ほかではお目にかかれないだろう。 扱っているのは、イギリス、ドイツ、ロシア、イタリア……ルーマニアやモンテネグロ、セルビアなどのヨーロッパ系、清やシャム、ネパールなどのアジア系にトルコ、エジプトなど。共和国の部として、アメリカやフランス、アルゼンチンなども取り上げられている。
各王室のページでは、それぞれかなり詳しく王室事情が解説されており、カラーページの「ネタっぽさ」に惑わされると損をする。実は結構真面目な本である。
これもオススメ。