遺跡誤認 藤原宮跡の「大嘗宮」はなかった!

カテゴリ:歴史関連ニュース
日時:2010/11/19 00:23

産経ニュースより。

 奈良文化財研究所は18日、奈良県橿原市の藤原宮(694~710年)跡から今年7月、天皇が即位儀礼を行う大嘗宮(だいじょうきゅう)の可能性がある建物跡などが見つかったとの発表内容が「全面的に誤り」とする異例の訂正発表を行った。入所2年目の若手研究員を中心とする3人が作業にあたったが、誤認したといい、考古学の信頼性に疑問が投げかけられる事態となりそうだ。
元記事にあるように、藤原宮で即位した文武天皇元明天皇の大嘗宮にしたかった、と。

旧石器捏造事件を思い出してしまいますね。こっちはねつ造なので誤認とは違いますが。


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ちなにみ、2010年7月の「発見」を伝えるニュースがこちら。

産経ニュースより。

 奈良県橿原市高殿町の藤原宮(694~710年)跡で、天皇の即位儀礼「大嘗祭(だいじょうさい)」を挙行する仮設の宮「大嘗宮(だいじょうきゅう)」とみられる建物や塀の遺構が見つかり、奈良文化財研究所が1日、発表した。大嘗宮跡は平城宮跡(奈良市)で6例確認されているが、奈良時代より古い宮跡では初めて。奈文研は「大嘗宮とすれば最古かつ初期の事例で、極めて重要な資料だ」としている。