知能の謎 認知発達ロボティクスの挑戦

カテゴリ:科学
日時:2005/02/14 22:24


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知能とは何か。心とは何か。

学習し、判断する知能を持ったロボット「認知発達ロボティクス」。これを研究することによって、さまざまな課題が見えてくる。人に近いロボットを目指すことで、人間そのものを知ることになる。

ロボット研究者たちがそれぞれのアプローチから語る、最先端のロボット研究とはどのようなものだろうか? ロボットあるいはコンピュータによる知能の実現。昔から大好きなテーマである。この分野では、以前にもAIや人工知能といったものもあったが、方法論は大きく変わってきた(らしいのだが、よく分からない)。少なくとも、本書における知能には、物理的な作用を生じさせる「身体性」の存在が前提条件となっている。つまり、ロボットは判断するだけでなく、それに基づいて行動することが求められる。さらに、行動によって得られたフィードバックから学習せねばならない。

そのようなロボットを実現するにはどうすればよいのか? 本書に寄稿している7人の研究者は、それぞれ異なるアプローチを取っている。ロボットに何を学習させるのか、どれだけあらかじめ教えておくのか。ある概念を教えるにはどれだけのことが必要なのか。ある研究者は報酬や動機付けの観点から語り、別の研究者は人間の赤ちゃんの観察や実験を通してロボットに必要な要素を考える。

序章は、パラサイト・イヴの瀬名秀明が担当。この人、こんなことにも手を出していたのか。でも、さすが(理系出身の)作家。彼の語る言葉は実に分かりやすい。研究者の世界と私のような俗世の凡人の仲介者として、瀬名秀明のような人は必要だと感じた。