よみがえるロマノフ家
カテゴリ:ロシア史
日時:2005/07/26 21:07
ミハイル・ロマノフの即位からニコライ2世の時代まで、ロマノフ史を手際よくまとめた通史。ロマノフ家を通したロシア史でもあり、皇帝自身の話とともにロシアの制度の変遷や事件なども解説している。 読みやすく、分かりやすい。なかなかしっかりした内容じゃないか、と思ったら「ピョートル大帝とその時代」(オススメ)の著者か。どうりで安定しているはずである。
それなりにロシア史の書籍を読んでいる人には物足りない面もあるが、ロシア史入門として安心しておすすめできる良書である。