宗教改革の真実 カトリックとプロテスタントの社会史
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そういえば、宗教改革は政治史的(シュマルカルデン同盟とか農民戦争とか)あるいは宗教論争的(新旧の教義とか)な面をなぞったことしかなかったな。そんなわけで、結構楽しめた。
しょっぱなの「ルターは95カ条の論題を貼り出していない」って話からシビれたね。印刷技術と宗教改革の関係については以前から知っていたが、ちゃんと読んだ(といっても現代新書だけど)のも初めてで、新鮮だった。
また、アウクスブルクで実際に起こった事件(カトリック信徒とプロテスタント信徒の結婚問題とか)がいろいろ紹介されている点も○。