いざ鎌倉（鎌倉宮＆瑞泉寺編）

頼朝の墓に続き、護良親王を祭った鎌倉宮へ。これまた20年ぶりの土牢。護良親王が幽閉されていたのはこの土牢ではないという説もあるが、やはり鎌倉宮にきたらこれを見ないわけにはいかない。

護良親王が幽閉されていから9カ月後、幕府再興をもくろむ北条時行が挙兵（中先代の乱）。これに敗れた足利直義は、鎌倉撤退時に護良親王を殺害する。 護良親王殺害の実行犯、淵辺義博が護良親王の首を置いたとされるのが、この御構廟（おかまへどころ：御首塚）。

同行の女性陣は気味悪がっていたが、12月とは思えぬ陽光の下では気分が出ないことはなはだしい。

続いて瑞泉寺へ。ここも厳しい階段が待っていた。息が切れる。登りきったときには、極楽浄土に片足突っ込んでたぞ、おい。

ここには鎌倉公方四代（足利基氏、氏満、満兼、持氏）の墓があるはずなのだが、見ること叶わず。残念。

鎌倉公方＆関東管領も結構面白いんだがなぁ。将軍に敵対しようとする氏満を止めるために諫死した上杉憲春と、それによって思いとどまった氏満のエピソードが特に印象的。この時代・地域については、『関東公方足利氏四代』『関東管領・上杉一族 』を読むと面白い。