関ヶ原 (中)

カテゴリ:小説
日時:2005/10/31 21:28


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司馬遼太郎の「関ヶ原」中巻。蠢動を始めた会津の上杉景勝&直江兼続。上杉の挙兵を待ちかねたように動き出す家康

上杉征伐によって空になった大坂では、三成が大名の妻子を人質として確保しようとする。この経緯を三成視点で書いているのが本書であり、大名の妻子の視点で綴ったのが「功名が辻」というわけだ。両書ともガラシア(細川忠興室)の最後にも触れているので、読み比べてみると面白い。 本書の名場面は、やはり家康が鳥居元忠に伏見城の守将を命じるくだりであろう。司馬遼の描く家康は実に陰険でイヤなヤツなのだが、こうした場面があるために憎みきれないのである。同じくイヤなヤツである三成にも名場面を用意しているところはさすがにうまいね。

中巻の締めくくりは、小山評定。「功名が辻」において、山内一豊が堀尾忠氏のアイデアを横取りしてしまう場面だ。本書でもこのエピソードを忠氏視点で描いている。

家康によって踊らされた福島正則によって、成功裏に終わった小山評定。家康を除く諸大名たちが美濃に向けて進撃を開始する……。