温度から見た宇宙・物質・生命 ビッグバンから絶対零度の世界まで

カテゴリ:科学
日時:2005/05/31 22:08


 (定価)

在庫切れ (Amazon価格)

なし (Amazonポイント)

 (私のおすすめ度)

在庫切れ

(価格・在庫状況は11月23日 1:06現在)


生物の体温や砂漠、南極の気温、太陽の中心温度、水素やヘリウムを液化するための超低温まで、物理学や量子力学を「温度」という切り口から解説。それなりに難しい内容なのだが、平易な文章で数式も出現しないため、文系人間にも理解できるのがうれしい。

紹介されている事象1つ1つが非常に興味深いところも魅力。 ヒトの体温はなぜ37度Cで一定しているのか。恒温動物が体温を一定に保つ仕組み(汗をかくとか)は有名だが、なぜ「37度C」なのか?

深海から噴出する300度C以上の熱水付近に生息する3mのチューブワームほか、500種類以上の生物。彼らはなぜそのような環境で生きられるのか?

南極の、4kmもの深さを持つ氷の層の下に存在する液体の水とは?

絶対零度に近づいたときに見せる、物質の奇妙な振る舞いの謎。

そして、冷蔵庫の開発に取り組んだアインシュタインのエピソード(笑)。

これはオススメ。