チンギスハンは読み書きができたという新説

カテゴリ:歴史関連ニュース
日時:2004/08/24 14:13

Yahoo!ニュースより。
新華社通信によると、モンゴル帝国の始祖とされるチンギスハンは読み書きができたとの新説が発表された。
 歴史家の間では、モンゴル文字は13世紀初めに発明されたため、1167年頃に生まれ、当時40歳前後だったと思われるチンギスハンは読み書きができないとの定説があった。
興味深い説ではあるが、この記事だけでは微妙すぎて何ともいえんなぁ。 ロイターの記事の書き方が悪いだけだと思うが、
モンゴル語で書かれた原文は文体と調子が独特で、筆者はチンギスハン以外にあり得ないと指摘
「独特であること」と「筆者の特定」の関連性がさっぱり分からん。発見された「チンギスハン自筆の勅令」(ホントに自筆?)以前に、チンギスによると断定できる文章が発見されていなければ、独特の文体の筆者を同定することはできんと思うのだが。そもそも、すでにツッコんだように、発見された勅令はホントに自筆なのか? その根拠は何だろう。口述くらいフツーにやりそうだが。
手紙には、「部下にあなたの講義の内容を編集し、案内書を作成するよう命じた。私は個人的にそれを読むつもりだ」と書かれており
が「読むこともできた」根拠か……。これまた微妙に弱い気がするなぁ。

記事ってのははしょりまくるものだから、これにツッコミを入れても仕方がないんだが。