功名が辻 (二)
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グランツーリスモ4をやるのに忙しくてなかなか読み進まないが、2巻読了。
時代的には、本能寺の変から秀次切腹まで。
山内一豊の身近な話は、吉兵衛、よね姫の死、掛川六万石への出世といったところ。
司馬遼太郎も始めは多少躊躇があったようだが、結局開き直ったらしい。要所要所で一豊や千代の見せ場・エピソードが入るとはいえ、主題は秀吉の天下取りの過程である。やはり世がダイナミックに動いている時代は、時代を動かしている人間の話の方が面白くなってしまうものだ。
出番の少なくなった一豊だが、わあわあ泣きながら戦うシーンややたらと出家したいとこぼす様子など、相変わらずかわいい。