安閑天皇陵近くの未知の前方後円墳、住宅開発で石室破壊

カテゴリ:歴史関連ニュース
日時:2011/01/23 11:33

産経ニュースより。

 世界文化遺産の暫定リスト入りが決まった大阪府東南部の「古市古墳群」内の安閑天皇陵(羽曳野市)近くで、これまで全く知られていなかった6世紀中ごろとみられる前方後円墳が見つかっていたことが22日、分かった。安閑天皇の妃(きさき)ら有力者が埋葬された可能性もあるが、古墳の発見段階では横穴式石室も残されていたが、前方後円墳と分かる前に石室が住宅開発で取り壊されてしまい、専門家からは「貴重な資料なのに保存されず残念」との声も出ている。
今のところ、「春日山田皇女(安閑天皇妃)と神前皇女(継体天皇娘)の合葬」説、「安閑天皇に仕えた人」説があると。石室が取り除かれてしまった今となっては、発掘調査で得られる情報も限られてしまいますねぇ。

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