石清水八幡宮、幻の「大塔」遺構見つかる

カテゴリ:歴史関連ニュース
日時:2010/11/05 09:20

京都新聞より。

八幡市教委は4日、石清水八幡宮(八幡市八幡)で、明治時代初めの廃仏棄釈で壊された仏塔「大塔(だいとう)」の束柱(つかばしら)の礎石や雨落ち溝とみられる遺構が見つかった、と発表した。大塔は、根来寺(和歌山県)に現存する国内最大の大塔と同規模で、市教委は「神仏習合時代の八幡宮を知る大きな発見」としている。境内東側では江戸時代の社僧・松花堂昭乗ゆかりの「瀧本坊(たきのもとぼう)」の茶室や書院跡も見つかった。
空中茶室に続き、またまた石清水八幡宮での発見。廃仏棄釈自体を否定するつもりはないのですが、それによって失われてしまった仏像や仏具、建築物などを思うと「もったいない」なぁ、と。興福寺の五重塔も薪にされるところでしたし。

寺院の特権廃止なんかはいいんですけどね。文化は文化として残しておいてほしかったところです。