前田家、国内屈指の大名墓所
カテゴリ:歴史関連ニュース
日時:2005/03/27 10:19
北國新聞社より。
会津松平家墓所:140,000平方メートル
前田家墓所:80,668平方メートル
和歌山徳川家墓所:43,000平方メートル
となる。ここでアクロバチックなのが、
そもそも、この記事は「最大級」という単語を安易に使いすぎ。そのために無用な混乱が生じている。例えば、
ほかにも、墳墓の形状が
加賀藩歴代藩主と一族、重臣らの墓がある金沢市野田山の前田家墓所が、大名墓所としては国内屈指の規模であることが、市の調査研究ワーキングチームの測量で確認された。記事では漢数字を使っていたり記述が分かりにくいので整理すると、
会津松平家墓所:140,000平方メートル
前田家墓所:80,668平方メートル
和歌山徳川家墓所:43,000平方メートル
となる。ここでアクロバチックなのが、
整然と墳墓が並ぶ墓所では前田家墓所が最大級と金沢市が主張していること。 えー、何だか強引だなぁ。松平家の方が60,000平方メートルも広いのに、「前田が最大級」って……。限定条件を付けて「俺が一番」ってのはナシにしようや。
そもそも、この記事は「最大級」という単語を安易に使いすぎ。そのために無用な混乱が生じている。例えば、
墳墓は藩祖利家のものが最大級としながら、
敷地面積では、墓所の最上部にある兄利久と、二代利長の正室で織田信長の四女である永姫(玉泉院)の墳墓が、利家の墳墓を上回っているとある。結局、誰の墳墓が「最大」なの? いいたいことは分かるのだが……。
ほかにも、墳墓の形状が
二代利長と三代利常を境に変化しているなど、話自体は実に興味深い。