正倉院の「刀」を「除物」にした光明皇后の想い
カテゴリ:歴史関連ニュース
日時:2010/10/25 22:43
Yahoo!ニュースより。
東大寺大仏殿の大刀2振り、1250年間不明だった正倉院の宝物だったの続報です。見つかった大刀を正倉院から除物扱いにしたのは光明皇后なわけですが、国家珍宝帳には、その理由として
発掘では刀のほかに歯が見つかっており、東野治之・奈良大教授(日本古代史)は
東大寺大仏殿の大刀2振り、1250年間不明だった正倉院の宝物だったの続報です。見つかった大刀を正倉院から除物扱いにしたのは光明皇后なわけですが、国家珍宝帳には、その理由として
「触目崩摧」(手元にあり目に触れると、天皇を思い出し、悲しくて心が崩れ摧(くだ)けてしまう)と記されているとか。1250年の時を経て、なお光明皇后の思いが伝わってきます。
発掘では刀のほかに歯が見つかっており、東野治之・奈良大教授(日本古代史)は
「歯は聖武天皇のものの可能性があり、刀はそれに伴う埋納品」と推測しておられると。ますます目が離せません。