江戸初期の「空中茶室」発見?

カテゴリ:歴史関連ニュース
日付:2010/11/04 19:02
時事ドットコムより。

江戸時代初期の大名で茶人の小堀遠州(1579~1647年)が、親交のあった学僧の松花堂昭乗(1584~1639年)のために建てた茶室「閑雲軒(かんうんけん)」とみられる建物の礎石の遺構が京都府八幡市の石清水八幡宮境内で見つかり、この茶室が高さ6メートル以上の斜面からせり出す類例のないものだった可能性が高いことが4日、分かった。発掘調査している八幡市教育委員会が同日、発表した。
一体、何を考えてこんなわけの分からんものを作ったのやら……。「高さ6メートル以上の斜面からせり出す」って、恐ろしすぎです。イマイチ明瞭に想像できませんが。

アライグマ?が穴を開けた一休さんの肖像画って……

カテゴリ:歴史関連ニュース
日付:2010/11/03 23:46
京都新聞より。

京都市北区の大徳寺の塔頭、真珠庵にある開祖・一休禅師の肖像画に、アライグマが開けたとみられる長さ約8センチの穴が2日までに見つかった。近畿の社寺など1千カ所の被害調査をしている専門家によると、絵画が破られる被害は前例がないといい、3日からの境内の特別公開を前に関係者はショックを受けている。
記事には穴が開けられた肖像画の写真も載っていて、一瞬「えっ!? 大変だ!」と思ってしまうのですが……。記事をよく読むと「日本画家高橋玄輝の作品」とのこと。そう、重文の紙本淡彩一休和尚像じゃありません。


もちろん、「だったら穴を開けられても構わない」というわけではなく、関係者の方々もさぞ落胆されていることだろうと想像します。でも、紙本淡彩一休和尚像でなかったのは不幸中の幸いでした。

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正倉院の「刀」を「除物」にした光明皇后の想い

カテゴリ:歴史関連ニュース
日付:2010/10/25 22:43
Yahoo!ニュースより。

東大寺大仏殿の大刀2振り、1250年間不明だった正倉院の宝物だったの続報です。見つかった大刀を正倉院から除物扱いにしたのは光明皇后なわけですが、国家珍宝帳には、その理由として
「触目崩摧」(手元にあり目に触れると、天皇を思い出し、悲しくて心が崩れ摧(くだ)けてしまう)
と記されているとか。1250年の時を経て、なお光明皇后の思いが伝わってきます。

発掘では刀のほかに歯が見つかっており、東野治之・奈良大教授(日本古代史)は
「歯は聖武天皇のものの可能性があり、刀はそれに伴う埋納品」
と推測しておられると。ますます目が離せません。

東大寺大仏殿の大刀2振り、1250年間不明だった正倉院の宝物だった

カテゴリ:歴史関連ニュース
日付:2010/10/25 20:32
Yahoo!ニュースより。

 奈良市の東大寺で、明治時代に大仏殿内から見つかった金銀荘大刀(きんぎんそうのたち)2本が、約1250年にわたって行方がわからなかった正倉院宝物の大刀「陽寶劔(ようのほうけん)」「陰寶劔(いんのほうけん)」だったことがわかり、同寺と元興寺文化財研究所が25日、発表した。
聖武天皇の遺愛品ですか。しかしまぁ、何でまた大仏殿に埋まってたんでしょ。

倭寇図巻と同じ図柄の絵巻が中国にも存在

カテゴリ:歴史関連ニュース
日付:2010/10/25 20:24
Yahoo!ニュースより。

 「倭寇(わこう)の姿を伝える唯一の画像資料」とされてきた東京大学史料編纂(へんさん)所所蔵の「倭寇図巻」と同じ図柄の絵巻を、中国国家博物館(北京市)が所蔵していることが分かった。双方の絵の中に日本の年号が記されていることも判明。11月12日には日中合同研究会が編纂所で開かれる予定で、関係者は「いまだに謎が多い倭寇の研究が進むのでは」と期待している。
へー。

大奥の妻たちの華…寛永寺の副葬品修復

カテゴリ:歴史関連ニュース
日付:2010/10/24 13:48
Yahoo!ニュースより。

 徳川家の菩提(ぼだい)寺、東京・上野の寛永寺にある歴代将軍の正室や生母らの墓に納められていた主な副葬品の修復作業が終わり、よみがえった十二単(じゅうにひとえ)や装飾品などから、大奥の華麗な生活や正室らの人となりが浮かび上がってきた。
2007~2008年の発掘調査の成果ですね。家定正室 澄心院(篤姫じゃないよ)の墓からは十二単、家慶正室 浄観院の墓からは仏舎利容器などの副葬品が見つかったとか。

増上寺の発掘調査の成果をまとめた「骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと」のように、寛永寺の成果もまとめてもらいたいものです。ちなみに、同書には来年の大河ドラマの主人公、秀忠正室の崇源院(江)の遺体の写真も載ってます。

江の曾祖父 浅井亮政ゆかり、幻の仏像発見

カテゴリ:歴史関連ニュース
日付:2010/10/23 13:50
Yahoo!ニュースより。

 久政長政と続く浅井家三代の基礎を築いた湖北の戦国武将浅井亮政(すけまさ)ゆかりの仏像「木造如意輪観音像」が、石山寺(大津市)で見つかった。長浜市湖北町山脇地区にあった弥勒(みろく)寺の本尊だったが、昭和初期に廃寺後、行方不明になり、「幻の仏像」とされていた。
大河ドラマの伝統というか、不思議なことに当年あるいは翌年の大河ドラマにちなんだ発見が毎年あるものです。今回は「江~姫たちの戦国~」つながり、江の実家である浅井(あざい)氏にちなんだ発見。にしても、亮政ネタとは珍しいですね。

村上氏作品展で法的措置 ルイ14世の末裔ら

カテゴリ:歴史関連ニュース
日付:2010/10/23 01:17
産経ニュースより。

パリ郊外のベルサイユ宮殿で9月から開かれている日本の現代芸術家、村上隆さんの作品展をめぐり、同宮殿を建設したフランス王ルイ14世の末裔シクストアンリ・ドブルボン公らが22日、パリで記者会見し、セクシーな「美少女フィギュア」などの展示は祖先への冒涜だなどとして、作品展の中止を求め主催者の宮殿当局に法的措置を取る考えを表明した。
主観的な好みの問題ではありますが、私にとって村上氏のフィギュアは生理的な嫌悪感をもたらす不快な物体にすぎず、もし私がベルサイユ宮殿に観光に行くとしたら、あんなモノがあったら邪魔だな、と思ってしまいますね。見たい人だけが見ればよいのであって、見たくない人も訪れるような場所でわざわざやるのは無用な軋轢の元ではないかと。

で、キモいフィギュアはどうでもよくて、ネタにしたかったのはシクストアンリ・ドブルボン公という人物。イマイチ自信がないのですが、ブルボン=パルマ家のアランフエス公シスト・エンリコ(パルマ公サヴェリオの子)のことでしょうか。一応、フランス語読みなら「シクスト・アンリ」になりますしね。

恭仁宮の大極殿回廊 平城宮の回廊をそっくり利用か

カテゴリ:歴史関連ニュース
日付:2010/10/22 23:43
Yahoo!ニュースより。

 奈良時代に一時、都が置かれた恭仁宮(くにきゅう)跡(京都府木津川市)の発掘調査で、天皇が政務を行った大極殿(だいごくでん)を囲む回廊の全長が、628メートルと推定できることが新たにわかり、22日に府教委が発表した。
なるほど、続日本紀の記述と一致したと。面白いですね。

「死海文書」をデジタル化、ネット上で全編公開へ

カテゴリ:歴史関連ニュース
日付:2010/10/20 19:03
Yahoo!ニュースより。

約2000年以上前に羊皮紙などに書かれ、1947年以降に死海のほとりで発見された「死海文書」の全編が、デジタル撮影されてインターネット上で公開されることになった。イスラエル考古学庁(IAA)と米検索大手グーグルが19日、共同プロジェクトの計画を発表した。
こちらはイスラエルから。これまた大変すばらしいのですが、私には猫に小判。まぁ、まったく読めませんがネットで見られるのであればぜひ見てみたいですね。


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