鏡像の敵
カテゴリ:小説
日付:2005/09/07 22:06
神林長平の初期短編集。「時間触」からの再録が3編あるが「酸性雨」は含まれないなど、ちとややこしい構成だが、俺にとっては6編すべて初見なので問題なし。
どれも神林テイストあふれる作品である。
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老ヴォールの惑星
カテゴリ:小説
日付:2005/08/26 23:38
かろじて生存できる程度の環境に保たれた迷宮に追放された人々を描いた「ギャルナフカの迷宮」。
ホットジュピターに生きる、姿も生態もまったく異なる生命体の物語「老ヴォールの惑星」。
木星資源の採掘を行う異星人とのコンタクトを目指す「幸せになる箱庭」。
海しかない無人惑星に1人で不時着した男の生涯「漂った男」。
小川 一水の中篇4本を収録。
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国盗り物語(四) 織田信長(後編)
カテゴリ:小説
日付:2005/08/16 22:39
信長編とはいえ、むしろ明智光秀を主人公として、光秀の目から見た信長を描いている第4巻。
細川藤孝とともに義秋(義昭)の将軍擁立を目指す光秀の彷徨、信長への仕官、織田家での栄達を経て本能寺へと至る光秀。光秀を嫌いつつも才能を認めて引き立て、本能寺で生涯を閉じる信長の物語である。
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国盗り物語(三) 織田信長(前編)
カテゴリ:小説
日付:2005/08/02 21:26
濃姫の輿入れとともに、主人公が斎藤道三から織田信長へ移る第3巻。実際には、信長と明智光秀という対照的な2人が主人公である。しかし、内面の書き込み方などをみていると、司馬遼が本当に書きたかったのは光秀なのでは? と思わされる。
第3巻では、道三の敗死、桶狭間、信長による稲葉山城攻略までが描かれる。
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国盗り物語(二) 斎藤道三(後編)
カテゴリ:小説
日付:2005/07/30 17:23
斎藤道三編の後編は、長井利政として加納城主になったところから始まり、守護代長井利安を討ちさらには守護土岐頼芸を国外に追放し、「国盗り」を完成するところまで。
宿敵織田信秀やまだ子どもに過ぎない信長もこの巻から登場。
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国盗り物語(一) 斎藤道三(前編)
カテゴリ:小説
日付:2005/07/27 22:35
司馬遼太郎の名作、国盗り物語。全4巻のうち、前半2巻の主人公が、あの斎藤道三である。
その前編となる第1巻は、京で乞食同然の暮らしをしていた松波庄九郎(道三)が大油商をのっとり、さらに美濃に入り込んで土岐頼芸に仕え、長井家の養子に入って長井利政と名乗るところまで。
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宇宙探査機 迷惑一番
カテゴリ:小説
日付:2005/07/22 21:01
地球連邦軍月面基地所属の通称「能天気小隊」が遭遇した謎の物体、平行宇宙移動探査機マーキュリーと言語化デバイス「迷惑一番」。
迷惑一番に接触した小隊5人は、平行宇宙に飛ばされて「とんでもない」戦いを巻き起こすことになる。
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蒼いくちづけ
カテゴリ:小説
日付:2005/07/17 11:27
テレパシー能力者「テレパス」と普通人が(一応)平穏に共存している時代。
テレパスの少女ルシアは恋人に裏切られ、脳死に至る。死の直前に彼女が感じた憎悪は、死後も残留して人々を傷つけ始める。
ルシアの最後の念に命を救われた無限心理警察刑事OZは、ルシアを救うために動き出した。
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完璧な涙
カテゴリ:小説
日付:2005/07/16 00:13
本棚に眠る神林長平作品を読み返そう、ということでランダムにつかんだ1冊。ああ、これか。
感情を持たず、社会から阻害された少年宥現。街を取り囲む砂漠に埋もれた古代都市。そこから発掘された漆黒の戦車はターゲットを破壊するまで追跡をやめない破壊兵器だった。
戦車に追われ、戦い続けることになった宥現は、過去と未来の戦争に巻き込まれていく。
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星界の断章 I
カテゴリ:小説
日付:2005/07/10 09:08
森岡 浩之の星界シリーズ短編外伝集。書き下ろしは「原罪」のみで、ほかはSFマガジンやゲーム付録の形で発表済み。
アーヴの起源の物語「創生」、少女時代のスポールを描いた「君臨」、ラフィール誕生秘話「誕生」など数本+ふざけているとしか思えない短編数本を収録。
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