亡国のイージス (下)
カテゴリ:小説
日付:2004/08/01 14:46
福井晴敏の『イージス』下巻。上巻では、真実が二度三度とひっくり返り、絶望的な状況が現出した。下巻でどう決着をつけるやら……。
予想通りの悲惨な結末。誰もが(あの彼もが)、XXXXにだまされていたという真実。そして、生き残った人々に訪れた救いのあるエピローグ。睡眠時間を削ってまで読んだ甲斐があったというものだ。
あえて政治的な面にはコメントしないが、いろいろ考えさせられる話であった。というわけで、ダイス三部作をコンプリートすべく、ほかの本も発注したのだった。
亡国のイージス (上)
カテゴリ:小説
日付:2004/07/28 00:37
そのうち読もうと思っていた福井晴敏。話題の本って、どうも読む気がしなくていまごろになってしまった。
お も し ろ い !!
「あれ」を奪った北の工作員、それを追う日本の諜報機関、暴走する海自護衛艦。男の子が好きなキーワード満載! 上巻だけでも文庫本で1.5cmくらい厚みがあるのに、内容が詰まっていて緊迫感を保ち続けているのがすごい。中ダレしまくりのダレダレ佐藤賢一とはえらい違いである。
» 続きを読む
百器徒然袋-風
カテゴリ:小説
日付:2004/07/13 00:19
相変わらず物凄く馬鹿だ。招き猫を見て「にゃんこ、にゃんこ」と喜んでいる。馬鹿だ。もちろん、榎木津のことである。
の続編である。これも馬鹿だったが、今回も馬鹿だ。
語り部は、前回と同じく本島。やはり、巻き込まれてヒドイ目にあっている。
京極堂シリーズ本編が陰惨な話なのと正反対に、こっちは爽快で笑えるのがいい。もちろん本編も好きなんだが。やっぱり京極夏彦は面白いね。
» 続きを読む
カエサルを撃て
カテゴリ:小説
日付:2004/06/05 16:36
最近になって文庫版が出たので読んでみた(ハードカバー買う気なかったの)。
いまさら内容を云々しても仕方がないので深入りはしないけど……とにかく「佐藤賢一だな」という感じ。この人の本に登場する女性は、なぜ確実にレイプされるのであろう。登場女性の被レイプ率は、夢枕獏&菊池秀行に匹敵するのでは。
» 続きを読む
予知夢
カテゴリ:小説
日付:2004/04/21 23:19
本日の読了本
以前読んだ、
が面白かったので、湯川&草薙コンビの続編に手を出す。
前作よりもオカルト色が強くなったかな。といっても、「一見オカルト風になってしまった事件」を科学的に解決するので、オカルトではないのだが。
湯川のキャラは立っているのだが、草薙が「薄い」のが難点か。関口のように胡乱ではなく木場のように四角くもなく、榎木津のように奇天烈でもない。まぁ、ワトスン役はこれでいいのかもしれないけど。
以前読んだ、
が面白かったので、湯川&草薙コンビの続編に手を出す。
前作よりもオカルト色が強くなったかな。といっても、「一見オカルト風になってしまった事件」を科学的に解決するので、オカルトではないのだが。
湯川のキャラは立っているのだが、草薙が「薄い」のが難点か。関口のように胡乱ではなく木場のように四角くもなく、榎木津のように奇天烈でもない。まぁ、ワトスン役はこれでいいのかもしれないけど。