物語 大英博物館 二五〇年の軌跡
カテゴリ:そのほか
日付:2005/08/20 15:39
1753年のウェストミンスター議会で開設が承認された大英博物館。スローンの個人コレクションに始まる博物館成立期から開館当時のエピソード、コレクションの収集過程やキーツ、ディケンズ、イェーツ、南方熊楠といった博物館に通った人々など、大英博物館の歴史を彩る多くのエピソードが詰まっている。
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よみがえるロマノフ家
カテゴリ:ロシア史
日付:2005/07/26 21:07
ミハイル・ロマノフの即位からニコライ2世の時代まで、ロマノフ史を手際よくまとめた通史。ロマノフ家を通したロシア史でもあり、皇帝自身の話とともにロシアの制度の変遷や事件なども解説している。
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萩藩 毛利家の食と暮らし
カテゴリ:日本史
日付:2005/07/08 21:16
書名のとおり、毛利家の食と生活(日常および行事、儀礼など)を解説。
国目付けや朝鮮通信使の饗応に出された料理や正月、七夕、節分など、年中行事の祝い方、家督や婚礼、子の誕生から成長、葬儀でのしきたり、萩藩の郷土料理(外郎など)、茶会の様子など、江戸時代の毛利家の一端を知ることができる。
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戦車謎解き大百科
カテゴリ:軍事史/戦史
日付:2005/06/27 23:30
戦車の誕生から現代までの発展史、戦車の定義や主砲の構造、装填方法、照準装置やそのほかの武装。装甲の仕組み(構造、材質など)、エンジンやトランスミッションなどの動力部にサスペンションやキャタピラの仕組み、ライトそのほかの装備まで、戦車について網羅した1冊。
軍オタでもない限り、必ず新しい発見があるだろう。帯の「絶対に役立つ」には同意しかねるが。
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中世ヨーロッパの城の生活
カテゴリ:中世ヨーロッパ
日付:2005/06/25 11:06
中世ヨーロッパの城はどのように作られ、どのような生活を営んでいたのか。
ウェールズの古城チェプストー城を中心に、年代記や裁判記録、家計簿などの史料を使って中世の城とその周辺の農村の実態を明らかにする。
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日露戦争史 20世紀最初の大国間戦争
カテゴリ:軍事史/戦史
日付:2005/06/14 23:16
オーソドックスな日露戦争通史。
義和団事件から始まり、シベリア鉄道に象徴されるロシアの満州侵出、日露交渉史など、開戦前の国際情勢と外交交渉に半分以上を費やしている。戦争そのものよりも戦争にいたる過程を重視している点は評価できる。
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徳川将軍家十五代のカルテ
カテゴリ:日本史
日付:2005/06/04 00:15
徳川将軍の病歴や死因を医学的に考察していると思われるタイトル。本をパラパラとめくると、「骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと」にも掲載されていた遺体写真が目に入った。
これは期待できる
早速購入したのだが、実際に読んでみると何かがおかしい。ハッとして筆者名を確認すると、そこにはトンチンカンな論法で俺をしみじみ失笑させてくれた「モナ・リザは高脂血症だった 肖像画29枚のカルテ」と同じ筆者名が記されていた。
ああ、騙された……。
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名刀 その由来と伝説
カテゴリ:日本史
日付:2005/05/25 00:52
本書は、日本刀の中から五十振りの名刀を取り上げ、その伝承・伝説や歴代所有者といった由来を中心に解説している。
前書きで「スペック・専門用語を並べられたのでは、刀への関心そのものが失せてしまう」と語っているが、刃渡りや反り、太刀の佩き方や刀の差し方など、日本刀の基礎知識も折に触れて分かりやすく紹介している。巻頭の刀身写真と本文を見比べながら読むといいだろう。
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城のつくり方図典
カテゴリ:日本史
日付:2005/05/19 20:47
城地を定め、縄張りを行う。掘りをうがち土塁を盛り石垣を築く。天守や櫓を上げ、城門を作って御殿を建てる。さらに土蔵や番所、馬屋を立てるところまで。書名のとおり、城の作り方を詳細に解説。
石垣や破風など、それぞれについて多くの方式を城郭の発展史もにらみながら紹介しており、城初心者にも分かりやすく楽しませてくれる。図版が多い点もすばらしい。
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骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと
カテゴリ:日本史
日付:2005/04/22 22:36
昭和33年の増上寺徳川将軍墓の改葬に際して、歴代将軍、正室、側室たちの遺骨が調査された。本書は、その調査結果に仙台藩主伊達3代、尾張藩主徳川家、高遠藩主内藤家などの遺骨調査結果を加えたものである。
墓の内部構造(どのような棺で、中に石灰や水銀が入れられていたとか)、発掘時の遺体の状態、各頭蓋骨の特徴(形や歯の磨耗状態など)などを、それぞれ写真入で詳しく解説している。
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