戦争のルール
カテゴリ:軍事史/戦史
日付:2004/07/11 11:24
「戦争はよくない」というのは当然だが、これだけでは理想論や精神論のようなものである。現実はというと相変わらず戦争が絶えないわけであり、理想論をわめくよりも「戦争をよりマシにする」方が現実的だ。
本書は、戦時国際ルールである「国際人道法」を分かりやすく解説している。
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古代殷王朝の謎
カテゴリ:東洋史
日付:2004/06/17 00:18
「三十五年ぶりに~再び日の目を見ることになった」(あとがきより)ってことは、結構年季が入った本なんだな。殷の研究はきっとさらに進んでるんだろうなぁ。
それはともかく、殷については高校の世界史レベルでしかやったことがないので、この本でも十分刺激的だった。
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日露戦争 もうひとつの「物語」
カテゴリ:日本史
日付:2004/06/08 22:13
日露戦争100年だしね。
で、この本は戦場がほとんど出てこない。一応、旅順や203高地の攻防、奉天会戦、日本海海戦についても触れられているが、ごくわずかに過ぎない。例えば、日露戦争最大の見せ場、日本海海戦の記述は3ページだけである。
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細菌と人類 終わりなき攻防の歴史
カテゴリ:そのほか
日付:2004/05/29 16:10
感染症ごとに、過去の人々の認識や対処方法、細菌の発見・ワクチン開発のエピソードといった歴史を綴る本書。
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英仏百年戦争
カテゴリ:中世ヨーロッパ
日付:2004/05/19 22:58
『双頭の鷲』『傭兵ピエール』などで有名な、佐藤賢一による百年戦争概説書。
「百年戦争モノ」といっても、いわゆる百年戦争期だけでなく、その遠因となるノルマン・コンクェスト~プランタジネット朝初期といった前史からちゃんと始めている。それからエドワード3世や黒太子によるフランス侵攻、ジャンヌ・ダルク、シャルル7世の登場と終戦へと続く。
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モナ・リザは高脂血症だった 肖像画29枚のカルテ
カテゴリ:そのほか
日付:2004/05/09 19:57
絵画や像に見られる特徴から、医学的に診断を下すという本書。
歴史学には、死亡前後の症状(嘔吐した、肥大化したなど)の記録や遺骨などから病名を推定するというジャンルがある。そんな感じのものを期待したのだが……。
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ナポレオン・ミステリー
カテゴリ:フランス史
日付:2004/05/07 00:55
それなりに面白かったのだが……何かまとめにくい本だなぁ。フランスやイギリスで出版されている本から、面白げなトピックを集めただけ、という感じ。
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宗教改革の真実 カトリックとプロテスタントの社会史
カテゴリ:ドイツ史
日付:2004/04/30 16:59
そういえば、宗教改革は政治史的(シュマルカルデン同盟とか農民戦争とか)あるいは宗教論争的(新旧の教義とか)な面をなぞったことしかなかったな。そんなわけで、結構楽しめた。
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ハプスブルク家の宮殿
カテゴリ:オーストリア史
日付:2004/04/25 23:46
タイトルはやや抽象的だが、早い話がシェーンブルン宮殿を中心としたハプスブルク史ってとこか。マティアスによる有名なシェーンブルン発見のエピソード、宮殿の建設、マリア・テレジアによる改築、庭園の整備など、シェーンブルンの発展史を軸に、ハプスブルク家の通史が語られる。
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魔女とカルトのドイツ史
カテゴリ:ドイツ史
日付:2004/04/07 00:10
少年十字軍、舞踏病、ハーメルンの笛吹き男に魔女狩り、ユダヤ人差別。中世ドイツに吹き荒れた集団ヒステリーやカルトをざっくりと概観してヒトラー崇拝につなげる。
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